大阪女学院大学 3つのポリシー・入学者選抜の基本方針

ミッションステートメント

「本学は、キリスト教に基づく教育共同体である。その目指すところは、 真理を探究し、自己と他者の尊厳に目覚め、 確かな知識と豊かな感受性に裏付けられた洞察力を備え、 社会に積極的に関わる人間の形成にある。」

ディプロマポリシー (学位授与方針)

「深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成すること(学校教育法第108条第1項)」を基本方針として構築された教育課程において所定の単位を修めた学生は、卒業を認定されます。卒業までに身につけるべきこととして、以下に挙げることが求められます。

【全専攻共通】
  1. キリスト教教育に基づく教育共同体の一員として、人格的存在としての自己を形成し、高い人権意識を持ち、他者理解に基づくコミュニケーションができること
  2. 国際社会や地域社会に関わる諸問題を学習することにより社会に積極的に関わる意欲を持つこと
  3. 国際社会や地域社会に関わるテーマに取り組むことにより、知識、理解力、外国語運用力、問題発見・解決能力を獲得すること
  4. 種々の情報媒体を利用して情報収集、分析、発表ができること
  5. 将来の進路に関わる専門知識及び技能を獲得すること
  6. フィールドワーク、課外プログラム、クラブ・サークル活動、ボランティア活動等を通して、異文化や価値観の相違に気づき、共に学び、共に生きる意欲を持つこと

【国際・英語専攻】
  1. 日本語・英語の両言語において論理的な文章の記述や口頭発表能力を有すること
  2. 社会参画の場において、積極的に「対話」を進めることが出来る日本語・英語によるコミュニケーション能力を獲得すること

【Women's Global Leadership専攻】
  1. 日本語・英語の両言語において論理的な文章の記述や口頭発表能力を有すること
  2. 社会参画の場において、積極的に「対話」を進めることが出来る日本語・英語によるコミュニケーション能力を獲得すること
  3. ジェンダーに関する課題を理解すること
  4. リーダーシップとは何かを理解し、実践できること

【韓国語専攻】
  1. 日本語・韓国語の両言語において論理的な文章の記述や口頭発表能力を有すること
  2. 社会参画の場において、積極的に「対話」を進めることが出来る日本語・韓国語によるコミュニケーション能力を獲得すること

カリキュラムポリシー(教育課程編成方針)

急速に進むグローバル化社会において、一人ひとりの学生が個性を発揮し、社会貢献ができるように「生きる力」を育成します。ダイバーシティに富み、インクルージョンを重んじる教育共同体での学びを通して、地球市民として世界や社会の問題を「私の問題」として捉え、問題発見・解決能力を養います。すなわち「知識理解に加え、何ができるようになるか」に教育の力点を置いたカリキュラム(教育課程)です。
カリキュラム(教育課程)は、ベンチマークシステムを導入し、各学科目について、難易度、履修要件に対応したナンバーを付し、学年の枠にとらわれず、個々の学生の習熟度に応じた科目履修を可能としています。さらに、アカデミックアドバイザーを配置し、科目選択の際に適切なアドバイスを得ることができるよう支援体制を整えています。
課外学習も多彩なプログラムを用意しています。各種のフィールドワーク、セメスタ留学、通年留学(Women’s Global Leadership専攻及び韓国語専攻)、自己形成プログラム、ボランティア活動等を通して、異文化や価値観の相違に気づき、共に学び、共に生きる意識を共有する姿勢を養います。

【国際・英語専攻】
英語力を基盤に、21世紀の諸課題を学びます。1年次と2年次では、語彙力、読解力、スピーキング、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力を育成する科目群を配置しています。日本語で行う共通専門コア科目及び2年次までに培った英語力を元に、3年次と4年次は英語で専門領域を学びます。

【Women's Global Leadership専攻】
英語力を基盤に、21世紀の諸課題を学びます。1年次と2年次では、語彙力、読解力、スピーキング、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力を育成する科目群を配置しています。1年次よりグローバル化社会の女性のリーダーシップについて英語で学ぶセミナーを編成しています。日本語で行う共通専門コア科目及び2年次までに培った英語力を元に、3年次と4年次は英語で専門領域を学びます。

【韓国語専攻】
グローバル化社会で必要な英語力を1年次に学び、2年次以降は韓国語を専門として学ぶ学習課程を編成しています。入学時より、レベルに応じた韓国語クラス編成を行い、3年次と4年次は韓国語で社会の問題を学びます。

アドミッションポリシー(入学者受入れ方針)

大学は、さまざまな知に触れて、複眼的な物事の観方や考え方の柔軟性を身につけながら、いかに生きるかを問い、社会がどのように変化しても、自立して生き抜く基盤を造る場です。

求める学生像

  1. 本学の理念に共感し、豊かな知的好奇心と学習意欲のある女性
  2. コミュニケーション能力を高め、異なる考え方や文化を尊重する女性
  3. 英語等の高度な外国語運用力と論理的思考力を身につけ、国際社会や地域社会が抱える課題に取り組む意欲のある女性
  4. 英語圏や朝鮮半島のことば、文化、歴史、コミュニケーション、習慣等に関心がある女性
  5. 英語や韓国語を用いて仕事をしたい女性
  6. 英語や韓国語を用いて日本と海外をつなぎたい女性
  7. 社会活動や課外活動に積極的に取り組んだ経験があり、英語や韓国語でそのような活動をしたい女性

高等学校等で身につけておいていただきたいこと

  1. 英語、国語、社会、理科等の基礎的学力
  2. 自分自身の可能性を信じて学び続けようとする姿勢
  3. 自己も他者も大切にしようとする心

2024年度入学者選抜の基本方針

本学ではアドミッション・ポリシーにしたがって学生を受け入れるために、次の入学者選抜を実施します。

一般選抜

基礎学力の上にさらに努力して学習に取り組み、高等学校での学習を通して求められる一定の学力を有する方を迎えることを目的に英語運用能力や言語に対する関心の程度を基本として選抜する入試です。学力試験として英語【長文読解・語法・作文】1科目、または英語【長文読解・語法・作文】と国語【現代文問題】の2科目のいずれかの方式を選択する方法で実施します。

大学入学共通テスト利用入試

大学入学共通テストの利用により、多面的で総合的な学力と英語運用能力を基本として選抜する入試です。そのため、外国語[英語](リスニングを含む)を必須とし、個別入試では実施できていない科目も評価の対象としています。外国語[英語]【リーディング】は、大学入学共通テストの配点100点を400点に換算します。 なお、本学個別の試験は実施しません。

英語資格型選抜

基礎学力の上にさらに努力して学習に取り組み、高等学校での学習を通して求められる一定の学力を有する方を迎えることを目的に英語運用能力や言語に対する関心の程度を基本として選抜する入試です。学力について、TOEIC 500点以上程度の英語運用力を証明する資格試験取得により評価します。

「ワタシを見つける」総合型選抜

本学の教育理念、教育内容に共感し、自身の飛躍的成長を期する方のために設定した入試です。そのために本学での学習領域に係る体験的学習などのアクティブラーニング的内容を取り入れたプログラムを展開し、その取組を通して本学での学習の動機づけが明確になることを期待しています。本学で学ぼうと志す意欲と本学教員の指導の下に取り組んだ考察及び体験学習により得た気づきを面接試験で確認し、調査書を加えて多面的・総合的に評価します。

指定校制学校推薦型選抜

高等学校在学中に優秀な成績を修めたとして高等学校長が推薦する方で、自分自身の可能性を信じて学び続けようとする姿勢を持った方を受け入れるために実施します。また、キリスト教を教育の基盤としている高等学校からは、上記に加えてキリスト教学校教育の特色を理解する方を積極的に受け入れることを目的としています。面接試験と調査書により多面的・総合的に評価・判定します。

公募制学校推薦型選抜

高等学校までの学習の成果によって、本学での学びの基礎となる学力を備えた方で、自分を活かし切り、伸び伸びと充実した高校生活を送っている方を迎えるために設定した入試です。高等学校における基礎学力について、英語【長文読解・語法・作文】の基礎学力テストにより評価します。

専門学科・総合学科等推薦入試

専門学科・総合学科等での学習の成果をより生かすため、教養及び専門の学士課程教育と英語教育を統合して学ぶ本学での学習を希望する方を迎えることをねらいとして実施します。面接試験と調査書等提出された書類により多面的・総合的に評価します。

自己推薦入試

高等学校での学習や部活動に熱心に取り組んだ方、または、語学力の習得やボランティア活動に熱心に取り組んだ方で、それらの経験を基盤に本学で英語をはじめとする学習に熱意をもって取り組みたいと望んでいる方を迎えることをねらいとして実施します。 面接試験と調査書等提出された書類により多面的・総合的に評価します。

ウヰルミナファミリー入試

大阪女学院の建学の理念や教育活動を深く理解し共感する本学院設置の学校の卒業生あるいは在学生のファミリーを積極的に迎えることを目的としています。 面接試験と調査書等提出された書類により多面的・総合的に評価します。

多言語多文化特別入試

本学は、学生相互の学習環境を豊かにするため、国や地域、多様な文化的背景を持ち合わせた方を積極的に受け入れています。この特別入試は、外国にルーツのある方で、強い向学心を持つ方を対象に実施する入試です。 日本語による面接試験と調査書等提出された書類により多面的・総合的に評価します。

学内推薦入試

学院の建学の理念を共有する大阪女学院高等学校から、本学の教育理念、教育内容に共感し、本学で英語をはじめとする学習に熱意をもって取り組みたいと望む方を積極的に迎える入試です。高等学校長の推薦を最大限に尊重しますが、面接試験と調査書により多面的・総合的に評価します。

社会人リカレント入試(A)

入学時の年齢が満23歳以上の社会人で、明確な学習意欲をもち、学ぶ姿勢が他の学生に対して模範となる方を迎えることを願って実施する入試です。 面接試験、小論文、提出された書類(志望理由書)により多面的・総合的に評価します。

社会人リカレント入試(B)

入学時の年齢が満45歳以上の社会人で、明確な学習意欲をもち、学ぶ姿勢が他の学生に対して模範となる方を迎えることを願って実施する入試です。 面接試験、小論文、提出された書類(志望理由書)により多面的・総合的に評価します。

外国人留学生入試

定められた教育を外国で受けて、本学の授業を理解できるだけの日本語能力と英語運用力を有する外国籍の方を対象としています。英語【長文読解・語法・作文】学力試験及び日本語による面接並びに提出された書類を審査し多面的・総合的に評価します。

3年次編入学試験

本学の教育理念、教育内容に共感し、編入学後、熱意をもって学習に取り組むことを志す、短期大学や高等専門学校を卒業するなどの文部科学省が定める大学3年次編入学資格を満たし、かつ本学の3・4年次の教育課程の関係から一定以上の英語運用力を有する方を対象とした入試です。 日本語による面接試験と提出された書類を審査し多面的・総合的に評価します。

3年次編入学試験(学内)

本学の教育理念、教育内容に共感し、編入学後、熱意をもって学習に取り組むことを志す、大阪女学院短期大学の卒業者で、本学の3・4年次の教育課程の関係から一定以上の英語運用力を有する方を対象とした3年次編入学試験です。 提出された書類と日本語による面接試験で多面的・総合的に評価します。

社会人リカレント3年次編入学試験(A)

短期大学や高等専門学校を卒業するなどの文部科学省が定める大学3年次編入学資格を満たし、かつ本学の3・4年次の教育課程の関係から一定以上の英語運用力を有する入学時の年齢が満25歳以上の社会人で、明確な学習意欲をもち、学ぶ姿勢が他の学生に対して模範となる方を迎えることを願って実施する入試です。 日本語による面接試験と提出された書類を審査し多面的・総合的に評価します。

社会人リカレント3年次編入学試験(B)

短期大学や高等専門学校を卒業するなどの文部科学省が定める大学3年次編入学資格を満たし、かつ本学の3・4年次の教育課程の関係から一定以上の英語運用力を有する入学時の年齢が満45歳以上の社会人で、明確な学習意欲をもち、学ぶ姿勢が他の学生に対して模範となる方を迎えることを願って実施する入試です。 日本語による面接試験と提出された書類を審査し多面的・総合的に評価します。

外国人留学生3年次編入学試験

本学の教育理念、教育内容に共感し、編入学後、熱意をもって学習に取り組むことを志す、高等学校に相当する教育課程を外国で修め、文部科学省が定める大学3年次編入学資格を満たし、かつ高度な日本語能力と本学の3・4年次の教育課程の関係から一定以上の英語運用力を有する外国籍の方を対象としています。 日本語による面接試験と提出された書類を審査し多面的・総合的に評価します。

<大学院21世紀国際共生研究科> (博士前期課程M/博士後期課程D)

本学大学院の教育理念、教育内容に共感し、入学後、熱意をもって研究並びに学習に取り組むことを志す、文部科学省が定める大学院(博士前期課程Mまたは博士後期課程D)入学資格を満たし、かつ、学位論文の作成に至るまで全ての課程を英語を使用言語として展開する本学大学院の教育課程の関係からTOEIC700点以上程度の英語運用力を有する方を対象とした入試です。 提出された書類の書面審査と英語による面接審査により多面的・総合的に評価します。
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